【S32最終2位】異界バドザシ
どうも、サックーです
今回はシーズン32で使用した構築の紹介になります
環境メタを上手く組み込んだスタンパになったと思うので、よかったら読んでいってください
【構築経緯】
カイオーガ以外の圧力がある水タイプが少なく、カバルドンが非常に動きやすい環境だと感じたので、カバルドンを軸にして構築を組み始めました
禁止伝説枠にはカバルドンとのシナジーを考え、出しやすさと積み要素を持ったポケモンとしてザシアン+黒バドレックスを選択しました
ここまでの3体では黒バドレックス入りに大きく不利をとるので、黒バドレックス受けとして最も信頼できるガオガエンを採用し、ガオガエンを採用したことで水タイプが非常に重くなったので水の一貫を切れるポケモンを次に考えました
黒バドレックス+ザシアンを受ける並びに対して火力のある水技が通っているので、水の一貫を切りつつ圧力のある水タイプとして最終的にはウオノラゴンを採用しました(終盤まではラプラス)
最後に、どうしてもサンダーがいないと並びが綺麗にならなかったのでほぼ見た目枠でサンダーを採用しました
一応イベルタルやホウオウに対してある程度強いことが構築に必要な要素でもあったのでこの6匹で構築が完成しました
【コンセプト】
・ステルスロック+欠伸からエースを通す
・環境に多いポケモンへの見えないメタを張る
特性:砂起こし
性格:呑気
215(252)-132-169(124+)-*-109(132)-48
砂地獄/欠伸/ステルスロック/吹き飛ばし
HD - 特化球サンダーのダイジェットを最高乱数切り耐え
S - 最遅ラッキー抜かれ
構築の軸です
カバルドン自体の性能は大体分かると思うので、一般的なカバルドンと違う点である砂地獄について説明していきます
砂地獄の性能は簡単に言えば渦潮が地面技になっただけなのですが、地震の100倍は強力な技でした
当初はザシアン等の攻撃を被弾して欠伸→欠伸の一貫を切ろうと出てくるラッキー(主流のノーウェポン)を拘束し、ステルスロック+欠伸で盤面を整えながら食べ残しで一方的に回復し、裏の起点にしたり再び欠伸ループに入れる目的で採用しました
実戦では、この動きの他にもブラッキーやトリトドン、ナットレイといった遂行速度が遅く、欠伸や宿り木の種で一度居座ってから交換しようとするポケモンを寝かせて起点にしたり、スカーフメタモンが吹き飛ばしor素引き以外を選択するとステルスロックや欠伸で拘ったまま拘束出来るため、メタモンを処理して積み展開に持っていくこともありました(さすがに8割ぐらいは引かれてたけど)
食べ残しと合わせることでその性能を引き出すことが出来るのでオボンカバルドンに採用して強いのかは分かりませんが、地震に変わって主流になってもおかしくない技だと思いました
ザシアン@朽ちた剣
特性:不撓の剣
性格:意地っ張り
197(236)-220(76+)-147(92)-*-136(4)-181(100)
巨獣斬/聖なる剣/電光石火/剣の舞
HAB - コピーメタモンの+2巨獣斬を最高乱数切り耐え
S - 大体のA特化ザシアンを抜けるぐらい
ザシアン枠です
当初はA特化で採用していましたが、相手のメタモンがさすがに厳しすぎたので居座れる配分にしました
B振りによってメタモン以外にも居座れる幅が非常に増えたので使用感はとてもよかったです
耐久に大きく割いたことに伴ってインファイト→聖なる剣に変更しましたが、耐久を下げないことが勝ちに繋がる場面が多かったのでこちらも正解だったと思います
このポケモンを強く使うことを意識したので、今回は選出率が非常に高かったです
黒バドレックス@気合いの襷
特性:神馬一体
性格:臆病
175-*-100-217(252)-121(4)-222(252+)
アストラルビット/サイコショック/破壊光線/悪巧み
ザシアンとの補完が取れたエースです
当初は拘りスカーフでの採用でしたが、あまりにもラッキーを後投げされるので悪巧みを採用した気合いの襷持ちに変更しました
サブウェポンは悩みましたが、ドレインキッスや挑発が活きる場面があまりないと感じたので球サンダーやランドロスに対面勝てるダイアタック媒体の破壊光線を採用しました
後投げイベルタルやガオガエンへの高打点として機能していたので、選出できる構築が大きく広がったのも大きな強みだと感じました
正直、カバルドンの砂が邪魔すぎるので展開の難易度は高かったですが、それを差し引いてもカバルドン+黒バドレックスが大きな勝ち筋として機能していたと思います
サンダー@命の球
特性:プレッシャー
性格:控えめ
167(12)-*-121(124)-176(116+)-111(4)-152(252)
雷/暴風/ボルトチェンジ/羽休め
HB - 特化ザシアンの巨獣斬+球ダメージ+非ダイマ時の電光石火に対する生存率を上げるためになるべく高く
C - 最低限臆病サンダー程度
S - 準速イベルタル抜き
ちょっと珍しいB振り球サンダーです
CSサンダーを使っていた時に、特化ザシアンに上手くダイマックスを枯らしながら巨獣斬+電光石火を当てられることが多かったのでB振りを試してみましたが、プレッシャー羽休めと合わせてコピーメタモンの巨獣斬を枯らしたり、ネクロズマからの被ダメを抑えたりと色々役立ったので結構強かったです
技はルギアやホウオウが非常に多かったので居座って高打点を出せる雷、必須の暴風、サイクルで機能するボルトチェンジ+羽休めで完結していました
見た目枠ではありましたが、相手がサンダー受けを選出する余裕がない場合も多いため普通に刺さって強かったです
ガオガエン@突撃チョッキ
特性:威嚇
性格:意地っ張り
201(244)-165(116+)-119(68)-*-120(76)-81(4)
フレアドライブ/地獄突き/瓦割り/蜻蛉返り
HB - 特化ザシアンの+1巨獣斬を2耐え(メタモン意識、こちらのザシアンが特化だった頃の名残)
A - ザシアンをダイバーンで大体落とせる
黒バドレックス受けとして最も信頼できる枠
今回は歌うラッキーの喉を潰す地獄突き、壁展開意識の瓦割りを採用してみました
ラッキーに刺すような展開はなかったですが、捨て台詞ガオガエンを止めたり、DDラリアットと違って能力変化を参照するので、黒バドレックスのダイホロウのBダウンと合わせてダイマックスヌオーを突破できたりしたので地獄突きで正解でした
瓦割りも、なぜか最後の2時間は壁展開にかなりマッチングしたので綺麗に刺さって勝利に貢献してくれました
今期気づいた強い動きとしては、ザシアンをコピーしたスカーフメタモンに対して、後投げして蜻蛉返り→威嚇が入ってA+1になるのでこちらのザシアンが巨獣斬を耐えて返しで落とせるというものがありました
ガオガエンの体力が必要ないと感じたらこの動きも積極的に行っていました
それ以外は丁寧に扱って、黒バドレックス受けとしての仕事を果たしてくれたと思います
ウオノラゴン@イバンの実
特性:頑丈顎
性格:意地っ張り
197(252)-145(172+)-123(20)-*-107(52)-97(12)
エラがみ/逆鱗/怒りの前歯/堪える
調整意図や想定していた動きは長くなるのでこちらに書きました
MVPです
誰もイバンの実をケアしなかったのであまりにも刺さりました
サブウェポンの怒りの前歯は、一定数いたHBカイオーガに焼かれても打点を出すために採用しましたが、多分噛み砕くの方がバドホウオウに出しやすくなってよかったと思います
別記事に書いた動きの他にも、球サンダーと対面してしまっても最悪臆病なら最高乱数切りでダイジェットを耐えてエラがみ2回で落とせる、球ランドロスに後投げしてエラがみで落とす、球ホウオウのダイジェットを耐えてエラがみ2回で落とす等の球ダイジェット勢に対する切り返しとしても機能していました
また、スカーフメタモンに対しても堪える→逆鱗で耐えつつ処理して勝つ試合も何回かありました
相手のザシアンに弱く、選出するかどうかがとても難しいポケモンですが、環境のザシアンがじゃれつくをあまり持っていなかったこともあってもう少し信用して出せたら勝てる試合も多かったと思います
選出された球カイオーガを想定していた動きで全て後投げから処理できたので、とても楽しかったです
【結果】
TNつきあかり 最終2位
【レンタルチーム】
【最後に】
ステルスロックやザシアン、サンダーが単純に重く、一手間違えると簡単に負ける構築なので使用難易度はとても高いと感じました
それでも、パワーが高く、幅広い構築に選出さえ噛み合わせれば勝てていたので強力な構築にはなっていると思います
最後に1位から潜らず抜かれて2位という結果だったので、次の1位チャレンジの時はちゃんと潜ろうと思います
最終日対戦もYouTubeにそのうち上げる予定なので、よければそちらもよろしくお願いします
もうすぐスプラトゥーン3が発売し、そっちに力を入れるつもりなのでいつになるかは分かりませんが、またそのうち1位は取ります
またそのうち会いましょう
それでは改めてシーズン32お疲れ様でした
何かあれば@Sakku_pokeまで