【S4最終13位】霊界ドラパミミ
どうも、サックーです
今回はS4で使用した構築の紹介になります
今期も満足のいく結果ではありませんでしたが、構築の強さはシーズンを通して実感できたのでよかったら読んでいってください
【構築経緯】
1.蜻蛉帰り+竜の舞を所持した気合の襷ドラパルトの持つ柔軟性に惹かれたのでそこからスタート
2.対面選出とサイクル選出の2つを作ることがドラパルトの柔軟性を最大限活かせると考えたので、対面選出の要となるミミッキュを次に採用
3.ドラパルト+ミミッキュで辛いアーマーガアやカバルドンに強く、ダイマックスを切った際の高い対面性能と元々の優秀なサイクル性能を評価してウォッシュロトムを採用
4.ドラパルトを選出しにくい物理受け2枚の並びやカビゴン+トゲキッス、その他様々な構築に対して通す駒になり、竜に対する潰しを担えるスカーフトゲキッスを採用
5.ここまでではナットレイ+ヒートorウォッシュロトムの並びに不利を強いられることや、電気の一貫を切れていない点が気になったのでロトムに後投げしてアドバンテージを取れるトリトドンを採用
6.後投げからトゲキッスの処理を行えてナットレイの処理ルートを増やせるセキタンザンを採用
【コンセプト】
・サイクルで数的有利を取り、対面性能の高い駒で詰める
・耐性を利用した最低限の受けと広い攻撃範囲を活かした攻めのスイッチで柔軟に相手に対応する
【個体解説】
ドラパルト@気合の襷
特性:すり抜け
性格:意地っ張り
163-189(252+)-95-*-96(4)-194(252)
ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/蜻蛉帰り/竜の舞
構築の始点
特性は壁展開を意識したすり抜け
初速の速さと蜻蛉帰りによる高い偵察性能、竜の舞+ゴーストダイブのダイマックスポケモンに対する高いストッパー性能を評価してこの構成に行き着いた
先制技持ちに簡単に縛られるのが欠点ではあるが、先制技を撃てないダイマックス状態のポケモンや単純に先制技を採用していない構築に対してはかなりの仕事をしてくれた
蜻蛉帰りと竜の舞の両立を考慮されることはまずないので、蜻蛉帰りで削りを入れつつ逃げてから終盤に考慮外の竜の舞からスイープする展開で何試合も拾った
ミミッキュ@命の球
特性:化けの皮
性格:陽気
131(4)-142(252)-100-*-125-162(252+)
じゃれつく/影うち/呪い/道連れ
対面選出の要
単体性能を上げる命の球+最低限の攻撃技に加え、広範囲に削りを入れれる呪いと1:2交換を狙え、襷ドリュウズ等の処理に手間取るポケモンを強引に処理できる道連れを採用
皮を盾にした後投げをすることで性能を著しく落としてしまう欠点をこの補助技2つである程度補っているので、試合展開によってはクッションとして扱うことも少なくはない
数的有利さえ取ってしまえば呪い+ドラパルトのゴーストダイブによるターン稼ぎでほぼ全てのポケモンを落としきれるのも魅力的
トゲキッス@拘りスカーフ
特性:天の恵み
性格:控えめ
165(36)-*-120(36)-179(180+)-136(4)-132(252)
HB -A252振りドリュウズのアイアンヘッドを最高乱数切り耐え
運勝ち製造機
型破り地震の一貫を切れる、ミミッキュを初速で抜いているの2点を満たせるポケモンの中で最もスペックが高いと感じたので採用
数的有利を取ってからトリックを絡めて詰める、ダイマックスを用いたS関係の逆転を利用して詰める等の柔軟な動かし方が出来るのも高評価
何よりも上からのエアスラッシュによる怯みが強力なので、連打しているだけで勝ってしまう試合も少なくはなかった
トリトドン@食べ残し
特性:粘着
性格:図太い
209(180)-*-121(172+)-113(4)-119(132)-62(20)
熱湯/欠伸/身代わり/自己再生
HB -A4振りカビゴンの空元気を身代わりが最高乱数切り耐え
HD -特化FCロトムの悪の波動を身代わりが最高乱数切り耐え
S -ミラー意識
具体的にはロトム前で身代わり→裏のナットレイ等に欠伸を入れてから引いてくるポケモンに熱湯を撃って削るのサイクルを繰り返す
タネマシンガンの無いナットレイ入りに対してはこの動きで大きなアドバンテージを取れることが多い
欠伸と自己再生を上手く絡めることで、トゲキッスがスカーフを押し付けた相手を対面で体力を保ちつつ処理できたり、スムーズな処理が出来ない相手を一匹で詰ませれるのがかなり強力
また、特性の粘着があまりにも強く、トリックを押してくるロトム相手に1ターンのアドバンテージを取って欠伸熱湯ループに入れたり叩き落とすで食べ残しを落とされないのが偉かった
刺さる構築にはとことん刺さるがトゲキッスや身代わりドラパルト、貯水ガマゲロゲ等に無力なのが悩みどころ
セキタンザン@突撃チョッキ
特性:炎の体
性格:意地っ張り
197(92)-143(236+)-160(156)-*-111(4)-53(20)
ヒートスタンプ/ロックブラスト/ヘビーボンバー/焼き尽くす
HB -A252振り球ミミッキュの+2ダイホロウ(ゴーストダイブ媒体)を最高乱数切り耐え
HD -特化トゲキッスの+2ダイジェットが乱数2(0.4%)
トゲキッス処理枠
最終日までは突撃チョッキドヒドイデを採用していたが、ナットレイに対して窮屈な選出、立ち回りを強いられるのが気になったので変更
トゲキッスに対しては怯まされるのであまり信用していないが、このポケモンを入れてからはトゲキッスが出てくることが少なくなったと思うので選出圧力はあったと思う
技構成に関しては煮詰めきれておらずカビゴン意識の焼き尽くすも一度撃っただけで、その一回も木の実を燃やさず返しの地割れで処理されたので要検討
キョダイフンセキのスリップダメージだけは破格の性能をしていたのとそれなりに物理耐久があるので、ダイマックスを他に切る必要がないと感じる試合は明確な役割が無くともダイマックス枠として投げていくこともあった
ウォッシュロトム@オボンの実
特性:浮遊
性格:図太い
157(252)-*-165(180+)-126(4)-128(4)-115(68)
ハイドロポンプ/放電/リフレクター/悪巧み
HB -非ダイマ状態での陽気球ギャラドスのダイジェット+ダイマ状態での同条件ダイソウゲンを耐える程度
S -ミラー意識
一般的な悪巧み採用のウォッシュロトムとは違い、鬼火ではなくリフレクターを採用している
命中安定かつ空元気カビゴンの火力を上げない、ミミッキュのゴーストダイブに合わせて撃てる等のメリットがあるので個人的には鬼火の何倍も強いと感じた
空元気鈍いカビゴンの増加を今期も感じたのでその分リフレクターロトムはかなり刺さっていたと思う
ダイマックスを切ることで対面性能が飛躍的に向上するため、物理を起点に悪巧みを積んだこのポケモンが全抜きする試合も少なくなかった
【選出について】
これと言った選出はありませんでしたが、基本的には潰しの役割を持つドラパルト、ミミッキュ、トゲキッスのうち1匹は必ず投げます
構築を見て刺さりの良いクッション枠を選出して不利対面をカバー出来るクッション2枚で回したり、ミミッキュ+トゲキッスのような潰し2枚で介護しながらクッション枠で詰ませる、潰し3で対面的に殴り合う等相手に合わせた選出を心がけていました
唯一ラプラス入りにはフリーズドライの一貫がある以上必ず出てくるので、ミミッキュ+ロトム+ドラパルトorトゲキッスという一方的に処理されないポケモンで固めた選出をすることは決めていました
【結果】
TN Moon 最終日最高3位/最終47位
TNらびっと 最終日最高1位/最終13位
【Special thanks】
原案のレンタルチームを作ってくれたgoと2日で解雇したマルヤクデの育成をしてくれたそうた
細かい変更も聞き入れてくれてこの構築の育成をしてくれた某氏
【最後に】
今期はずっとこのドラパルトを軸に構築を考えていたので、それなりに強い構築に纏められたのは素直に嬉しかったです
ですが、最終1桁にも届かず悔しいのは変わらないので今度は更に上の順位で終われるよう頑張りたいです
改めてS4お疲れ様でした
何かあれば@Sakku_pokeまで